人間関係で最もトラブルの原因となるものが互いの「正義」だ。正義のぶつかり合いで物事はトラブル。正義は勝つ!子供の頃によく聞いた言葉だ。あらゆることを善悪で考えるとトラブルの原因になる。善悪で物事を考えると人は感情が出る傾向にある。それは「自分は間違っていない」という思いが生まれるからだ。そこで自分のジャッジが入る。世の中、白黒2つの世界ともう一つ、グレーの世界が存在する。教育の世界では正義に重きをおく。車の駐車違反をすべて取り締まったら物流関係は麻痺をする。正しい行いが社会停滞を生む矛盾。個人情報を活用することで車の渋滞を減少させたり住みやすい社会を作っている中国のテクノロジー。信号機の黄色がなかったら事故が増えるという事実。正義を考えさせることは教育の段階で非常に重要なことである。1つの正義を教えるよりいろいろな形の正義のあり方、沢山の答え、多角度からの解釈などを学校では伝えていきたい。知識は事実、常識はその時、その時の解釈で決められる。1つの答えを求めるほど生き詰まる。1つの答えを探そうとしない思考が社会に出てよりよく生きていくための方法である。
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