目的は大事である。行動には目的がある。教育の世界でよくあるものが「応援されるために〇〇をする」「よく見られたいから〇〇をする」というもので本来の行動の目的と実際の目的が変わってしまっていることが多々ある。見た目には美しく見える(以前の投稿を読んでいただきたい)。よってこの美しさが何も見えなくさせてしまう。応援されたかいから掃除をする、本来これは行動の目的からすると違う。自分たちの学校だからきれいにする、気持ちよく生活をするためにはきれいにする、これが目的である。だから、我がバスケットボール部では全体掃除は週に一度だけである。人の目を気にしながら善意を行うことは偽善者である。良いことを沢山行い見返りを求めること自体、正しい教育ではない。メリット、デメリットで動く人間を作ってしまう。このような考えに走ってしまう傾向にあるのが我が日本の部活動の特徴である。我がバスケットボール部ではそのようなことはさせないし、しようとも思わない。掃除をすることを教えるのではなく掃除の目的を教える、右ならえの行動規範よりチームとしての行動の目的を教える、それが部活動である。そのような視点より「善意」と言うものを考えさせている。善意も行き過ぎると間違った善意として化け悪意にもなりかねない。何の見返りも求めず自らの判断で行動し、困っている人がいたら助ける、行動のシンプル化はとても重要である。自立はシンプルな考えからしか生まれない。また、何か過剰に良いことをする人がいると、それをしない人がネガティブに見られるという錯覚現象が起きたりするのも日本の不思議である。良いことをしない人が悪いのではなく悪意を行っている人が悪いのである。ただそれだけである。
あなたの行動の目的は・・・。
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